2024/4/17〜19に開催されたQiitaのイベントに参加した記録を残します。
参加したセッションと備忘録
三流エンジニアが、世界一流の環境でなぜか生き残れている誰でも出来そうな秘密
「世界一流エンジニアの思考法」を出版されたMicrosoftの牛尾さんの基調講演でした。
一流エンジニアと働く中で得られたマインドや知見を共有いただきました。
試行錯誤するのではなく、まずは仮説を立てて推測する
例えば、エラーが出た際にあれこれ試行錯誤して手を動かすのではなく、まずは仮説を立ててみる。
また、その際に可能性の高いところではなくもっとも簡単に狭められるところ(可能性を狭められるところ)を潰していき、切り分けを行っていくことでスコープを小さくすることができる。
理解するのに時間をかける
賢いと思うような人でも理解するのに時間をかけている。
自身が理解することに躊躇しない。(一流エンジニアのマインドでは会議中でも不明点があればその場で進行を止め理解できるよう努めているようです。)
他人のペースは気にせず、自分が理解できるペースでじっくりと時間をかけて進める。
There is no magic. 魔法なんてない
どんな人でも1日に使える時間は限られており、生産性の高い人は自身のタスクに集中するために外部からのアクションをブロックする時間を意図的に作っている。
例)1日8時間稼働する場合、4時間はメールやチャットをブロックし、すべきタスクに集中する。
戦略
- 観察が重要・・・できる人の真似をするところから始める
- 差別化・・・何か他の人と違うことをする 例)何かしらの技術を極める .etc
- なにをやらないか・・・自身の経験ももちろん大事だが、インパクトを残す方を選択する
- 二つ上・・・二つ上ぐらいの先輩、上司が何に関心を持っていてやりたいかをきき、実現する
- 難しいことをやる、リスクを取る・・・悲観ロックではなく楽観ロックの考えで、取り組む。たまにこけるかもしれないが、生産性は向上する
けんすう氏と掘り下げる、エンジニアキャリアのジレンマと成長戦略
アル株式会社代表取締役のけんすう(古川 健介)さんの基調講演です。
聴いた内容を参考に今後のキャリアについても検討しようと思います。
キャリアの方向性
エンジニアとしてキャリアを積む上で、スペシャリストやジェネラリストなどあるが、2,30代は自身の領域(専門性)をゴリゴリに極めつつ、30代後半からマネジメント力を身につけ40代からプロジェクトを俯瞰できるようにしていくのが比較的難易度が低いそう。
AIの普及によって、求められる人材
AIの普及によって、コーディング能力が高い人と低い人との差がなくなってきている。
コーディングだけでなく、+αの能力(デザイン、交渉術、ビジネスモデルに詳しい 等)を身につけている人が頼られるようになりそう。
また、とりあえず手を動かすことも大切ではあるが、基礎をじっくり時間をかけて理解する力も今後は必要。
その他
自身のスキルについて
自身のスキルは周りに聞く方がよい。
ハードスキル(コーディング 等)に目がいきがちだが、ソフトスキル(コミュニケーション 等)を意外と持っていることに気づくことがある。
モチベーションで仕事をしない
やりはじめないとやるきはでないもんなので、いかにスタートの敷居を低くし習慣化させるかが重要。
感想
主にキャリア関連のセッションに参加しましたが、テックカンファレンスに参加して、色々な方の経験談を聞くことは刺激があって良いことだと改めて思いました。
あとは、聴いて終わりではなく日々の業務やプライベートで一つでも行動に移していきたいです。
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